【炎上】佐藤天彦九段が順位戦で反則負け|永瀬王座がノーマスクでルール違反と指摘
せっかく藤井聡太竜王効果で人気が上がった将棋界に水を差す行為。
2022年10月28日に第81期A級順位戦として永瀬拓矢王座 vs 佐藤天彦九段の対局が行われた。
朝10時から日付が変わるタイミングくらいまで熱戦が続き、佐藤天彦九段が優勢を保っていたのだが、マスクを長時間つけていなかったということで1月に新たに制定された「臨時対局規定」抵触したことで、まさかの反則負けという重い処分を受けた。
A級順位戦は渡辺明名人への挑戦権をかけた棋士の中でもトップリーグなだけに、1勝というのはより重みが増すのだが、13時間も対局しておいて、「長時間」という非常に曖昧な尺度で警告なしに反則負けとなったことに対して現在も非難が殺到している。
ここでは、第81期A級順位戦 永瀬拓矢王座 vs 佐藤天彦九段にて、佐藤天彦九段が反則負けになった件についてまとめていく。
第81期A級順位戦で佐藤天彦九段が反則負けに
2022年10月28日に第81期A級順位戦として永瀬拓矢王座 vs 佐藤天彦九段の対局が行われた。
朝10時から日付が変わるタイミングくらいまで熱戦が続き、佐藤天彦九段が優勢を保っていたのだが、マスクを長時間つけていなかったということで1月に新たに制定された「臨時対局規定」抵触したことで、まさかの反則負けという重い処分を受けた。
反則負けの動画
この第81期A級順位戦 永瀬拓矢王座 vs 佐藤天彦九段の対局は主催者のひとつである朝日新聞のYouTubeチャンネルにて中継されていたのだが、反則負けになる瞬間が収められている。
終盤になり、急に将棋連盟理事である鈴木大介九段が対局場に入室し、「ご相談がありますので対局を一旦止めてください」という言い放ち、対局者2人を対局室から退室させて後に、佐藤天彦九段に対して反則負けを言い渡したようだ。
佐藤天彦九段の反則負け処分に対して非難殺到し炎上
A級順位戦は渡辺明名人への挑戦権をかけた棋士の中でもトップリーグなだけに、1勝というのはより重みが増すのだが、13時間も対局しておいて、「長時間」という非常に曖昧な尺度で警告なしに反則負けとなったことに対して現在も非難が殺到している。
佐藤天彦九段への擁護の声・反則負け処分はおかしい
会話する訳でもない将棋の対局で、「マスクしないと反則負け」というルールがケッタイなのは勿論だが、開始から13時間のところでマスク外したようだから、やはりマスクが思考の妨げになったのだろう。いきなり反則負け申し立てた相手もどうかと。
早くこんなルール無くしてhttps://t.co/ON2SXKan7D— 青山 まさゆき (@my_fc1) October 28, 2022
佐藤天彦九段がマスク不着用で反則負け、まさに手段の目的化、日本のマスクはルール真理教は来るとこまで来たね。将棋関係なくなっちゃってるよ😂対局中は一切言葉発しないのにね。誰かが「天才のプロ棋士がアホが作ったルールに翻弄される」とかコメントしてたけどこれに尽きるな。
— あーぁ (@sxzBST) October 28, 2022
非科学は将棋界にも。
そこまでするなら、相手の駒を取ったら、駒も消毒しなきゃ。
アホルールを作った時のアドバイザーは誰だったのか?佐藤天彦九段、マスク不着用で反則負け 将棋名人戦・A級順位戦 | 毎日新聞 https://t.co/jG7pg334Cd
— T. Miyazawa DVM PhD宮沢孝幸🎹 (@takavet1) October 28, 2022
A級順位戦で、長時間にわたりマスクを外していたという反則負け。
もちろん規定としては理解できますが、観戦する側としては、明確な基準(長時間とはどのくらいなのか、事前に警告等あるのか)が提示されていないと後味の悪さも残りますし、様々な意味で両対局者の心配もしてしまいます…
— 白鳥士郎 (@nankagun) October 28, 2022
天彦先生、ノーマスクで反則負けなのかな。片付けして帰った……。
規定云々は分かるけど、一度も注意されないまま最終盤で一発アウトは運営としておかしいでしょう。後味悪いね。
中継してるの知ってるのに説明も無し。連盟どうなってるのかな— ひとりごと (@loveLyricsjp) October 28, 2022
違反する方が悪いって言われたらそうかもしれないけど、安全に対局するためのルールじゃないか…反則負けにするためのルールじゃないのに、どうにかならんものか
— おばけ (@oekakiobake) October 28, 2022
天彦九段「注意なしで反則負けはおかしい」 ⇒ 難解な局面で無意識に外すこともある。正しい
永瀬王座、反則負けかを連盟に打診 ⇒ ルール違反の判断を公正な第三者に求める。正しい
鈴木理事がルールに則り反則負けと裁定 ⇒ ルールにマスク不着用は反則と明記。正しい
ルール ⇒ おかしい— ryu kome@居飛車党 (@ryulightmlive) October 28, 2022
これはほんの一部だが、今回の処分に対して大半の観る将や将棋ファンは納得指定ない様子。
また、同業者のプロ棋士である佐々木大地五段などからも今回の処分はおかしいという声も。
これはおかしい。
(佐々木大地)
— 深浦一門 (@Fukauraichimon) October 28, 2022
ルール自体おかしい
そもそも、規定には「長時間」と書かれているが、その長時間が具体的にどのくらいなのかは人の肌感覚で解釈が変わるような文言であり、そもそも論こんなルール自体あるのがおかしいという意見も多数出ている。
佐藤天彦九段の反則負け絶対におかしいだろ
こんな終盤の大事な場面でマスクしてなかったから反則負け?事前警告も無かったんだよね?
ほぼ無言の対局室でマスク徹底させる事に何の意味があるの?「ルールだから」で済まないだろ。本質的に正しいか正しくないのか考えて判断すべき。— せっつ (@Chanter_ff) October 28, 2022
ほんとこの国は頭おかしい。マスクしてなかっただけで反則負け?だれだこんな理不尽ルールつくったのはでてこい💢💢💢💢💢
— 北海101 (@gpzaffowa5125) October 28, 2022
「ルールそのものがおかしいゲームでも、異を唱えず最後まで続けるのは日本人だけ」という某心理学者のお話を思い出した。いい加減、連盟もルール自体の間違いに気付け。まさか、「検討している」とでも? https://t.co/7BV1cd9fJ9
— とうやま (@meikaisetsusha) October 29, 2022
注意せずいきなり反則負けを指摘した永瀬拓矢王座への苦言
ほんの一部だが、残念ながら永瀬拓矢王座を叩く輩もいるようだ。
Twitterざっと見ていたけど、注意をしないで反則負けを指摘するのはどうなのか?、そんな勝ち方で嬉しいか?、恥ずかしくないのか?みたいな意見が飛び交っている印象。
また、今回の1件でWikipediaが荒らされたようだ。
Wikipediaの #永瀬拓矢 王座のページにさっそく書かれとるな。
「反則負けを指摘してでも「負けない将棋」を貫く。」
今後、僕が彼を応援することは決してないと思う。 pic.twitter.com/dBBu1HFDph
— ひでかん (@pkc107) October 28, 2022
正直、永瀬拓矢王座に対してあーだこーだと文句をつけるのは違うと思うが、永瀬拓矢王座はタイトル戦でスーツを着用したり、将棋にストイックすぎるが故にチーム戦において負けて帰ってきた相手に対して露骨な態度を示すなど、そういったことが気に入らない人が一定数元々いるため、今回の件でより一層酷くならなければ良いが。
おかしいルールは撤廃して佐藤天彦九段は常務会に提訴しよう
厚労省の公式サイトには「屋内では距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合をのぞき、マスクの着用をお願いします。」という記載があるのだが、将棋はみんな知っての通り、対局中にしゃべることはまずない。
喋るとしたら、感想戦という対局が終わったあとに相手と局面について語り合うみたいな場のみであり、正直対局中にマスクをする必要はないと思われる。
ルール自体2022年1月に制定されたもののようだが、夏以降は原則不要と政府も言っているので、早急にこのような対局後に後味悪くなるルールは撤廃すべき。
また、「判定に不服の場合は1週間以内に、常務会に提訴することができる」という規定もあるため、佐藤天彦九段はこのような判定に対してはきちんと物申して判断を仰ぐべきですね。
せっかくソフト冤罪事件から藤井聡太竜王効果で持ち直し、より将棋を広めるきっかけとなっただけに、今回の1件はそれに対して水を差す行為であり、非常に残念な1件だ。
佐藤天彦九段が日本将棋連盟に不服申立てを提訴
佐藤天彦九段は2022年11月1日にTwitterを更新。やはりこの判定に不服であり不服申立てを提訴する旨の長文を添えてツイート。
その上で、今回の裁定に納得がいかない部分もあります。また、この臨時対局規定を適用された当事者として、今後改善されたほうが良いのではないかと考えている点もあり、それを文書にまとめ、連盟にも通知いたしました。ご一読いただけましたら幸いです。 pic.twitter.com/tomo1rj9Ov
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) November 1, 2022
また、永瀬拓矢王座に対しては特に何かを申し上げる意図はないとのことだ。
なお、この書面は私の主張を連盟に申し伝えるためのものであり、永瀬王座に対し何かを申し上げる意図はございません。加えて、感染症に対するマスクの有用性自体を論ずるものではありません。また、私自身は対局に際しこれまでマスクについて何らかの注意を受けた事実はないことをご承知おきください。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) November 1, 2022
どう考えても今回の処分はやりすぎとの声も多く、判定が覆るとよいが…。
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