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【韓国ドラマ】イカゲームの人気は本当か嘘か?人気ないのはありえない?【Netflixのランキングがおかしいと言われる理由】

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【韓国ドラマ】イカゲームの人気は本当か嘘か?人気ないのはありえない?【Netflixのランキングがおかしいと言われる理由】

2021年に公開された韓国ドラマ「イカゲーム」なのですが、米国を含む日本以外の94カ国のNetflixランキングで1位に輝いたとされ、全世界で約1億4200万世帯が見たことで話題となり、かなり人気の作品でありワイドショーなどでも日本を席巻しているみたいな報道がされているのだが、果たしてどこまで人気があるのだろうか?

予てよりNetflixのランキングは韓国ドラマがランキングに多く登場する傾向があり、チェスの女王を描いた「クイーンズ・ギャンビット」が日本以外のNetflixのランキングで1位になる中、日本では鬼滅の刃が1位を取るなど「日本のNetflixランキングっておかしくね?」みたいなネタ話も聞くのですが、果たしてどこまで信憑性があるのか?

ここでは、イカゲームは本当に人気なのかということと、Netflixのランキングがおかしいと言われている理由についてまとめていく。

イカゲームの人気は本当か【Netflixのランキングがおかしいと言われる理由】

【韓国ドラマ】イカゲームの人気は本当か嘘か?人気ないのはありえない?【Netflixのランキングがおかしいと言われる理由】

米国を含む日本以外の94カ国のNetflixランキングで1位に輝いたとされ、全世界で約1億4200万世帯が見たことを売りになんか社会現象を巻き起こしている風に報道されている「イカゲーム」。

実際、11月になってもNetflixのランキングにも常に上位にいるなどかなり人気のようだが、果たして人気は本当なのか?

そして、イカゲームだけでなくNetflixでは韓国ドラマが上位にランクインすることが多く、予てより「Netflixのランキングがおかしい」と言われてきたのだが、その理由や背景は一体何なんのかまとめていく。

Netflixの会員数・登録者数

まず、イカゲームの人気が本物かどうかの前に、イカゲームはNetflixオリジナルの韓国ドラマであり、Netflixに登録していなければ全話視聴することはできません。

そのため、まずNetflixの登録者を知る必要があるのですが、ヤフーニュースの情報だと以下の通り。

日本のプレミアムSVOD市場の会員数は、8月末時点で合計4400万人。そのうち、Amazon Prime Videoの加入者数は1460万人で33%のシェアを占め、Netflixは600万人、2020年にサービスを開始したばかりのDisney+は180万人という結果だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e368b6900c9564c487a056c4858644e24067003e

とのことで、だいたい3人に一人が何かしらのSVODサービスに登録していることになり、Netflixは8月末時点で日本での会員数は600万人。だいたいSVOD市場の13%を占めており日本国民の11人から12人に一人が会員という計算になる。

さらに表にしてみると…

サービス名会員数
Amazon prime video1460万人
Netflix600万人
HULU280万人
dアニメストア250万人
U-NEXT240万人
Disney+180万人
Abemaプレミアム92万人

このように、圧倒的に会員数だとAmazonがぶっちぎりのシェアであり、時点でNetflixのようだ。

視聴時間の約25%が韓国ドラマ

さらに、記事によるとNetflixでは視聴時間の約25%が韓国ドラマのようで、Netflixのランキングに韓国作品が数多くランクインしているのはこういった背景があるようだ。

【韓国ドラマ】イカゲームの人気は本当か嘘か?人気ないのはありえない?【Netflixのランキングがおかしいと言われる理由】

Netflixの会員登録者数が600万だとすると、150万人が韓国ドラマ目当てで登録しているようで、Netflixではどうしても韓国ドラマが上位に来てしまうのは仕方がないということになる。

ただし、視聴率でみるとNetflixの登録者数は現時点で最大600万人とのことで、Netflix会員が全員イカゲームを見たとしても、視聴率は0.6〜0.9%と言ったところでしょうか。

もちろんこれは、日本での視聴率であり、Netflixの会員は世界規模だと数億人いるため、1億4200万世帯が見たというのはあながち嘘ではない…とは思う。まぁ2分だけ見てもカウントされていたようなので、そこから人気が広まったかどうかは不明だが。

Netflix側も韓国ドラマをゴリ押しか

ハフポストの記事によると、Netflixは韓国ドラマに莫大な予算を今までに注ぎ込んでおり、2021年2月25日にオンラインイベント「See What’s Next Korea 2021」にて、韓国作品に520億円の大規模投資することを明言している。

Netflixは2016年から2020年の間で、累計約730億円を投資してきたようだが、またさらに520億もの金をつぎ込むことを公言していのだからそりゃ力を入れますわな。

ちなみに、ブルームバーグによると、「イカゲーム」は予算2140万ドル(約24億円)の約41.7倍に相当する8億9110万ドル(約1017億円)のインパクトバリューを生み出した傑出作品とNetflix側は称賛しているような内容の文書を入手したと語っており、今回のイカゲームの成功によりさらに韓国ドラマに力を入れることは想像できる。

 

Googleトレンドでイカゲームの人気を調べてみた結果

こんな感じで、イカゲームはNetflixの中では人気作品ということがよくわかったのですが、実際に世間を賑わせた作品と比べるとどのくらいの人気なのか?

これは、Googleトレンドで簡単に比較できるのですが、日本で人気爆発した鬼滅の刃、呪術廻戦、東京卍リベンジャーズというマンガアニメ作品と、2021年の人気の秋ドラマである「ドクターX」と比較してみた結果がこちら。

検索ボリューム

【韓国ドラマ】イカゲームの人気は本当か嘘か?人気ないのはありえない?【Netflixのランキングがおかしいと言われる理由】

まず、検索ボリュームとしては圧倒的に鬼滅の刃が強いです。呪術廻戦や東京卍リベンジャーズは既にアニメ放送が終了しているのですが、連載は続いているため一定数検索されている模様。

イカゲームは10月以降検索されることが増えているが、それでもアニメ放送後ピークを過ぎた呪術廻戦や東京卍リベンジャーズとほぼ同等くらい。

ただし、Netflix上位にいるとはいえ、11月中旬になると平均視聴率15%のドクターXより下回ることも増えてきている印象。

Youtube検索

【韓国ドラマ】イカゲームの人気は本当か嘘か?人気ないのはありえない?【Netflixのランキングがおかしいと言われる理由】

面白いのがYoutube検索。10月以降イカゲームの検索数はかなり増えて、11月10日に天井を打ってそれ以降は下降気味。

おそらく、ワイドショーなどでイカゲームの特集が組まれるなど流行ってるなどという報道がこの頃より数多く増えたため、どのような内容なのか気になった層が予告動画などを見るために検索したためこのように増えたのだとは思う。

もしくは、Netflixに金払いたくない層がなんとかフルで見れないかと思い、検索したということも考えられる。実際「若者に人気」と謳っていたので、そういった層は高額の月額費を払いたくないという気持ちはわかる。

あとパロディ動画もあったので、それを見たかった層が一定数いたとも思われる。

ただ、10月から11月10日までは検索数多いのですが、それ以降は他のアニメ作品と比べてもピークをすぎるのが早く、既に飽きられ傾向にはあると思う。

Netflixの中では人気作品なのは間違いない模様

こんな感じで比較などしてみたのですが、確かに会員数の25%が韓国ドラマを見るNetflix内ではイカゲームはかなり人気の作品のようだ。

ただし、他のアニメ作品などと比べると、社会現象を起こすほどの人気はなく、ピークを過ぎた呪術廻戦や東京卍リベンジャーズより若干劣ると行った人気っぷりでしょうか。

イカゲームはデスゲーム系の内容ですが、既に日本ではカイジや神さまの言うとおり、ライアーゲームなどといった人気作品が存在するためどうしても比べられてしまうということから、あまり伸びないというのも原因の一つかもしれません。

ただ、イカゲーム自体は私も見ましたが、そんな劣悪品とかいうわけではなく、デスゲーム系のジャンルの作品としてはまぁまぁ面白いのでNetflix会員の方は一度見て判断してみましょう。