【パクリ疑惑】イカゲーム(韓国ドラマ)がパクった・似てる日本漫画・作品まとめ【海外の反応も】
Netflix史上最も視聴されたドラマとして名高い「イカゲーム」。
米国を含む日本以外の94カ国のNetflixランキングで1位に輝いたとされ、全世界で約1億4200万世帯が見たという一応話題のドラマらしいが、一方で日本を含む全世界のアニメ好きからは「カイジ」「神様の言うとおり」などのパクリなのでは?という声が上がっている。
日本ではお馴染みで人気の漫画ではあるが、一体どの当たりがパクリと指摘されているのか? カイジや神さまの言うとおりの他にもパクリ疑惑の作品があるようだが本当なのか?
ここでは、韓国の人気ドラマの「イカゲーム」が日本原作の漫画のパクリなのかどうなのかをまとめていく。
Netflixオリジナル韓国ドラマ「イカゲーム」はパクリなのか
Netflix史上最も視聴された新ドラマとして名高い「イカゲーム」。
名前だけ聞けばスプラトゥーンを連想する人が多いようだが、話としては「借金を背負った人々がサバイバルゲームをして一攫千金を狙う」というどこかカイジっぽい設定のデスゲーム系のドラマ。
主人公のギフンはは一見ギャンブルで借金を背負っている人というように見えるが、実は過去に突然リストラされた経緯があったり、ギフンの幼なじみで弟のような存在であるチョ・サンウは難関大学ソウル大の出身で実は学歴が高いということでプレッシャーを感じていてゲームに参加。
さらに脱北者のカン・セビョク、そして外国人労働者であるため韓国でも差別的な扱いを受けているアリ・アブドゥルなど、韓国の実社会の問題を反映したことで、ものすごくリアリティを感じる脚本も人気の秘密のようだ。
そのリアリティある脚本を元に、演技力がある俳優や女優を雇ってセットもかなり金をかけている感が強く、「日本のエンタメは韓国に負けた」とかほざくやつが現れるくらい人気のようだが、同時に日本国内・海外を含めて「日本の漫画のパクリでは?」という声も出ている。
それは何故なのか?
イカゲームが日本の漫画をパクったとされる理由
では、イカゲームが日本の漫画をパクったとされる理由はどのようなものか?
監督を務めたファン・ドンヒョン氏が一部作品を「参考にした」と名言している
「イカゲーム」の脚本・監督を務めたのはファン・ドンヒョン氏。
そのファン・ドンヒョン氏は漫画喫茶で「カイジ」「ライアゲーム」「バトルロアイヤル」を読みあさり、インスピレーションを得たことは認めています。
マンガ喫茶で『ライアーゲーム』や『賭博黙示録カイジ』など「デスゲーム」を扱った日本の漫画を見てインスピレーションを得たというファン監督は「他の作品ではゲームが難しく複雑なので天才のような主人公が進行するが、『イカゲーム』は単純なので見る人がゲームよりも人に集中するようになるという点が違い」だと説明した。とはいっても、借金まみれの主人公が高額賞金をかけて命がけのゲームに参加するという設定が「カイジ」と似ていますね。
▶https://news.yahoo.co.jp/articles/93c2aa51ec790593e7ce73f285a4a20abf7d103a
なので、大まかな設定は「カイジ」にそっくりとの声が上がったのかもしれません。
一部パクリ・参考を認めていない作品も【神様の言うとおり】
こんな感じで一部デスゲーム系は参考にしたと言っているが、カイジ同様にパクリが指摘されている「神様の言うとおり」へのパクリ疑惑は完全に否定しています。
似ているという指摘が相次いでいる理由として、イカゲームの1つ目のゲームが「ムクゲの花が咲きました」という日本で言うところの「だるまさんがころんだ」に該当するゲームなのですが、その設定や描写が「神様の言うとおり」にかなり似ています。
そして実際の比較画像がこちら(左が神さまの言うとおり、右がイカゲーム)。
だるまか、奇妙な女児の人形かの違いはありますが、まぁ似てますよね。
しかし、ファン・ドンヒョン氏はパクリどころか「自分の方が先に脚本を書いていた」と主張しています。
だが、「神様の言うとおり」は2014年に実写化された作品であり、7年前の作品をどうやってパクるのか知りたいところではあり、通常ならばパクることなんて不可能なはずなのに何故か先に脚本を書いたと主張しているのですが、だったら何年も「イカゲーム」を発表しなかったのか不思議には思います。
そんなファン・ドンヒョン氏は、パクリ疑惑に対して以下のように反論しています。
・2008年、デビュー作を撮った後、翌年漫画喫茶によく通っていた。サバイバル漫画を読んでいる内に韓国版で撮るとどうかなと思い、2009年台本を完成した。
・たまたま似ているだけで誰かをパクったわけではない。優先権を主張するなら私が先に台本を書いたから私が先だ。
・撮影が始まる頃、「神さまの言うとおり」に似ているという話を聞いたが、1つ目のゲームが同じだけで、全体の構成では関連性や類似点がない。
まぁ安定の韓国、といったところでしょうか。(立証や確固たる証拠もない妄想で言い訳がましいのに)起源主張が大好きな民族性がここでも現れてますねw
イカゲームのパクリ元?参考にした・似ている日本の漫画一覧
ここで、イカゲームがパクったとされる日本の漫画一覧を紹介しよう。
イカゲームが面白かった人は見てみるのも良いかもしれません。
賭博黙示録カイジ
まずは「賭博黙示録カイジ」。定職につかずコンビニのフリーターとして暮らしていた主人公のカイジが友人の連帯保証人になっていて、202万円の返済義務が生じます。
返済能力のないカイジは、大金を獲得できるギャンブルクルーズ船「エスポワール号」に乗り込むが、クルーズに集まったのは、カイジと同じように借金を抱えた人ばかりという設定で、イカゲームの大まかな設定はここで着想を得たと思われます。
そしてカイジが挑むゲームも「じゃんけん」という一般的なゲームから、落ちたら即死の地上74メートルの鉄骨渡り「ブレイブメンロード」といった緊張感あふれるゲーム、そして焼き土下座といった過酷な罰ゲームがあるなど、視聴者を魅了しました。
こんなイカゲームと似ている箇所もありますが、パクリとインスピレーションのちょうど間くらい?という感じです。個人的に。
神様の言うとおり
続いては「神さまの言うとおり」。
上に挙げたようにイカゲームの1つ目のゲームが「ムクゲの花が咲きました」という日本で言うところの「だるまさんがころんだ」なのですが、その演出や設定などがそっくりとかなり言われています。
NetFlixで配信中の三池崇史監督作『神さまの言うとおり』が10月27日で配信終了ですよ!
巷で話題の『イカゲーム』で「だるまさんが転んだ(ムクゲの花が咲きました)」デスゲームがありましたが、この作品はそれを7年前にやっているんですよ。https://t.co/IqGvqlIOV1pic.twitter.com/jqU1K37qji— Tee (@ttt106106) October 23, 2021
イカゲームとは違い、神さまの言うとおりは高校が舞台のデスゲーム系の話で、賞金目当てではなく生き残るためにゲームをクリアしていくという話になります。
バトルロワイヤル
デスゲーム系の定番って行ったらこれ!というくらい有名な「バトルロワイヤル」。
極東の全体主義国家「大東亜共和国」という架空の国家で、全国の中学3年生のクラスから毎年50クラスを無作為に選び出し「プログラム」と称する殺人ゲームを実施。プログラムに選ばれた生徒たちはゲームのために確保されたエリアに集団で送り込まれ、生き残りが一人になるまで殺し合いを続けることを強要。
物語が進むにつれて状況に絶望して自殺する者、仲間を募って協同で防衛を試みる者なども現れたが状況を受け入れてクラスメートたちの殺戮に走る生徒もおり、生存者は刻一刻と減っていく。
主人公の七原秋也は幼馴染が想いを寄せていた女子生徒の中川典子を助け、危ない所を最近クラスに転校して来た川田章吾に助けられ意気投合しこの殺し合いのゲームからの脱出を模索するという話。
実写映画化もされ、興行収入30億円を超えるヒット作品となり以後シリーズ製作されるもその残虐なストーリーから多くの議論を読んだ問題作品です。
GANTZ
これも似ているとの声が多く上がった奥浩哉先生原作の「GANTZ」。
ある日、線路上に落ちた酔っ払いを助けようとして命を落とした高校1年生の玄野計と加藤勝。気がつくとマンションの一室におりそこには同じように死んだはずの人々が集められていた。
部屋の中央には謎の大きな黒い球があり、彼らはその「ガンツ」と呼ばれる球に、理由もわからないまま指令を送られ、別の場所へと強制的に転送されながらミッションに取り組んでいたという内容で、2010年、2011年に佐藤信介監督により映画化され、二部作品として公開。嵐の二宮和也氏と松山ケンイチを起用したことで当時話題になりました。
今際の国のアリス
同じくデスゲーム系の「今際の国のアリス」。麻生羽呂が原作の漫画であり、2020年には実写ドラマでNetflixオリジナルシリーズとして放送。
「今際の国」という荒廃した東京・渋谷を舞台に、主人公アリスたちは「げぇむ」と呼ばれるデスゲームに巻き込まれ、必死になって生き残りながら、今際の国の謎を解き明かしていく青年の姿を描いたサスペンスホラー。
イカゲームが話題になったのに、同じNetflixオリジナルのこっちはあまり名前が聞こえてこないのが残念。
ライアーゲーム
そしてこちらも心理戦が面白い「LIAR GAME(ライアーゲーム)」甲斐谷忍先生原作の漫画であり、2007年・2009年 – 2010年にドラマ化、そして2010年・2012年に実写映画化もされました。
お人好しの女子大生・神崎直が、謎の組織が開催する大金をかけたゲーム「ライアーゲーム」に巻き込まれ、元天才詐欺師・秋山と手を組んで立ち向かう物語であり、非常に人気の作品です。
ライアーゲーム・トーナメントで行われるゲームは、いずれも知恵や交渉力、名の通り嘘をつく力を振り絞り勝ち残るもので、見ごたえのあるので、イカゲームがオモシロイと思った人でより深い心理戦を楽しみたい人は必見!
風雲!たけし城(漫画ではない)
漫画ではないが、似ているとの声が意外と多かったのがかつて放送されていたバラエティ番組「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」。
視聴者参加型のアトラクションバラエティ番組で、難攻不落の「たけし城」を落とすため、毎回約100人の一般応募者からなる攻撃軍を谷隼人が率い、緑山スタジオに作られたたけし軍が仕掛けた数々の難関(ゲーム)を攻略するという内容の番組です。
イカゲーム内のゲームが、もろにたけし城と被ることから、「実質たけし城のドラマ化」と揶揄する声も。
海外からもパクリでは?との指摘も【海外の反応】
このようにパクリ疑惑が日本のTwitterで目立つが、このパクリを指摘するのはなにも日本人だけではなく、英語圏などの海外勢からも声が上がっている。
実際に、海外のYouTuberが以下のような動画を投稿。
カイジがサムネに登場していることから察するとは思うが、「日本には既にイカゲームのようなアニメある」といったタイトルの動画だが、コメントが2000件以上ついており、海外のアニメ好きからもカイジのパクリじゃね?みたいな声が上がっている。
↓一部抜粋。
・海外の名無しさん
カイジだと思ったのが俺だけじゃなくてよかった。
・海外の名無しさん
俺はイカゲームがただの劣化版カイジで終わろうとしてないのがありがたかったよ。
ゲームにより緊張感や深みのあるカイジのほうが好きだけどね。・海外の名無しさん
イカゲームの話をされたから、カイジがいかに面白いかを10分間語ってやったわ。
・海外の名無しさん
イカゲームがトレンドになってるのを見て、最初の思ったのは実写版ライアーゲームだった。
どちらよりも大人しいバージョンで、命を落としたりしないけど。
よりゲームの複雑さに特化してる。
今再視聴してるから、次はカイジも再視聴しようかな。http://dng65.com/blog-entry-8979.html
さらに、上記に貼ってあるたけし城の動画でも、「これイカゲームの元ネタじゃね?」みたいなコメントも。
このように、海外からもコメントが多く、決して日本人だけが指摘しているわけではないということは覚えておこう。
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