【進撃の巨人】マーレ編のエルディア人の腕章がグッズ化が中止になった理由は差別【腕章の色・種類解説】
諫山創先生原作の漫画で日本国内外で大人気アニメの進撃の巨人。
英語圏では「Attack on titan」の名称で知られており、もしかすると日本以上に人気と言われているこの作品だが、海外人気が凄まじいせいかこの度公式から発表されたグッズが物議を醸している。
というのも、進撃の巨人ファイナルシーズンの舞台である「マーレ」は、マーレ人と区別するためにエルディア人と呼ばれる民族に腕章をつけさせているのだが、その腕章が公式よりグッズとして発売されることが告知された。
しかし、その腕章はエルディア人に対する民族差別の象徴であり、それをいくらフィクションとはいえ差別の象徴をグッズ化するのはいかがなものかという声が上がり、発表翌日の11月15日には発売を撤回。
ここでは、エルディア人に対する差別の象徴である腕章を公式グッズとして販売を中止したことについてまとめている。
進撃の巨人エルディア人の腕章が発売中止に
進撃の巨人では、来年よりファイナルシーズンPart2が放送されるのだが、それに先駆けて11月14日にマーレでエルディア人を判別するためにつけさせている腕章を3色セット、完全受注生産にて発売する旨の告知ツイートをした。
【マーレの腕章】が登場!
3色セット、完全受注生産にて発売いたします。
キャラクター着用の腕章を忠実に再現いたしました。■受注期間:11/15 (月) 0:00 ~ 12/3 (金) 23:59 まで
■詳細は下記特設サイトにてご確認下さい。https://t.co/x0hXavIE0Y#shingeki#進撃の巨人pic.twitter.com/mDtWiejXAL— アニメ「進撃の巨人」公式アカウント (@anime_shingeki) November 14, 2021
だがしかし、このグッズ発表ツイートには様々な意見が寄せられて、物議を醸すことになる。
というのもこの腕章は作中にて、エルディア人に対する差別するためにつけられるものであり、それを公式がグッズ化するのはいかがなものか?という意見と、「フィクション」なのだから別によくね?みたいな擁護意見が飛び交い、日本のみならず海外勢を巻き込んでの論争となった。
11月15日に発売中止を発表
「進撃の巨人」製作委員会よりお知らせです。 pic.twitter.com/BWD584iFN2
— アニメ「進撃の巨人」公式アカウント (@anime_shingeki) November 15, 2021
このように差別的商品をグッズにするのはいかがなものか?という批判の声が多く集まったせいか、翌日の11月15日に発売中止の発表ツイートが投稿。
作中で人種差別や民族差別の象徴である腕章をグッズ化したことに対する謝罪と、いかなる差別も許さないというないようのコメントが投稿され、リプ欄では海外向けに英語やその他言語に翻訳されたツイートも見受けられ、今回の一件に関する内容が前世界中に伝わったようだ。
腕章=ユダヤ人差別を連想させるためか
進撃の巨人の腕章の元ネタは、だいたい想像就くと思うがナチスドイツによるユダヤ人迫害だと思われる。
実際にナチスドイツもユダヤ人を区別するために「ダビデの星」をあしらった腕章を付けることを強いており、ゲットーと呼ばれるホロコーストにおける事実上の強制収容所に住まわせたことでも有名だ。
進撃の巨人のエルディア人も実際にゲットーのような、エルディア人収容区(レベリオ収容区)と呼ばれるところに隔離されていることから、海外、特にヨーロッパ圏ではかなり敏感となっていることからこのような発売中止の決断をしたのかとは思う。
腕章の種類について
余談だが、進撃の巨人のマーレ編のエルディア人の腕章は3色色別されているが、それぞれ意味がある。
赤色 | 名誉マーレ人(九つの巨人いずれかの継承者) |
---|---|
黄色 | 戦士候補生 |
それ以外 | 一般的なエルディア人 |
名誉マーレ人は、巨人の能力の継承者でありエルディア人でありながらマーレ国内での自由が保証される。
戦士候補生は、九つの巨人の継承者が継承後13年後に死亡することが確定しているので、その継承者候補を選別するために日々訓練するもの。
そして、一般的な収容区に住んでいる普通のエルディア人という感じで区別されている。
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