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【ウマ娘】未実装・登場していない名馬一覧と今後実装される可能性まとめ【理由は馬主から名前の使用許可が出ない権利問題のためか】

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【ウマ娘】未実装・登場していない名馬一覧と今後実装される可能性まとめ【理由は馬主から名前の使用許可が出ない権利問題のためか】

2021年ソーシャルゲーム界隈でセールスランキング絶好調でいま勢いに乗りに乗りまくっている「ウマ娘プリティーダービー」。

各世代の名馬を女体化したコンテンツであり、人気も留まることを知らず今後もその勢いで他のコンテンツを圧倒する勢いなのだが、実装されていない名馬も多数。

ディープインパクト、キングカメハメハ、オルフェーブル…挙げればもっといるが、なぜここまでの名馬なのにウマ娘には登場しないのか?

ここでは、ディープインパクト、キングカメハメハ、オルフェーブルなどの名馬がウマ娘に登場しない理由や今後登場する可能性はあるかなどを考察していく。

ディープインパクトやオルフェーブルなどの三冠馬が未だに登場しない

【ウマ娘】未実装・登場していない名馬一覧と今後実装される可能性まとめ【理由は馬主から名前の使用許可が出ない権利問題のためか】

ウマ娘には歴代の名馬が出演していますが、「ディープインパクト」「キングカメハメハ」「オルフェーヴル」「アパパネ」「ジェンティルドンナ」など歴代の三冠馬は原状登場していません。

しかし、2016年のウマ娘プロジェクト発足のPVには、ディープインパクトとオルフェーヴルと思われるウマ娘が登場していました。

この2頭は競馬ファンだけでなく、一般層にも知れ渡っている名馬であり、ウマ娘をプレイして間もない人は不思議でしょうがないはず。

特にディープインパクトは2000代初頭に勝ちまくって連日にわたりニュースで流れており、名馬の中でも圧倒的知名度を誇っているはずなのだが、一体どういうことか?

ディープインパクト、オルフェーブル等は元々登場する予定はあった

実は、ウマ娘発足時のプレスリリースではディープインパクトとオルフェーブルのキャラデザは存在し声優も決まっていました。

■ディープインパクト

【ウマ娘】未実装・登場していない名馬一覧と今後実装される可能性まとめ【理由は馬主から名前の使用許可が出ない権利問題のためか】

■オルフェーブル

【ウマ娘】未実装・登場していない名馬一覧と今後実装される可能性まとめ【理由は馬主から名前の使用許可が出ない権利問題のためか】

元々ディープインパクトは青木瑠璃子さんが、オルフェーブルは松井恵理子さんが声優を務める予定でしたが、現在は違うウマ娘の声優を担当されていますよね。

■青木瑠璃子→エアグルーヴ

■松井恵理子→フジキセキ

このようにプロジェクト発足時点では登場させる気満々で進めていたのですが、発表からわずか数カ月後に登場キャラや声優が変更されるという事態に。

俗に言う「大人の事情」というやつですが、競馬というのは競走馬を所有する「馬主」という存在が大きく、当然競馬を題材にしたウマ娘においても無視できない存在であり、絶対的な存在でもあります。

その他にも、開発当初は登場予定だったのに、サンデーレーシングが所有するブエナビスタとジェンティルドンナの2頭も急遽差し替えられました。

 ■ブエナビスタ

【ウマ娘】未実装・登場していない名馬一覧と今後実装される可能性まとめ【理由は馬主から名前の使用許可が出ない権利問題のためか】

ウマ娘未登場の名馬の共通点は「馬主の許可」

ウマ娘において登場しない名馬の共通点の一つとして、競走馬の所有権・パブリシティ権を持つ馬主の許可が降りないということが一番の要因だとされています

実際に、以下の馬主が所有する競走馬からは一頭たりともウマ娘には登場していません。

ウマ娘に許可を出していないとされる馬主一覧

馬主名主な所有名馬
サンデーレーシング
  • オルフェーヴル(三冠馬)
  • ジェンティルドンナ(三冠馬)
  • ディープブリランテ(ダービー馬)
  • ドゥラメンテ(ダービー馬)
  • ブエナビスタ(G1・6勝)
金子真人
  • ディープインパクト(三冠馬)
  • キングカメハメハ(NHKマイルC・日本ダービー制覇)
  • ブラックホーク
  • アパパネ
  • クロフネ
ノースヒルズ
  • キズナ(ダービー馬)
  • ワンアンドオンリー(ダービー馬)
  • ラニ
シルクホース
  • アーモンドアイ(芝G1レースの勝利数・獲得賞金日本歴代1位)
  • インディチャンプ
  • シルクジャスティス
社台レースホース
  • ゴールドアリュール
  • ダイナガリバー
  • ダンスインザムード
キャロットクラブ
  • レイデオロ
  • リスグラシュー

少なくとも、サンデーレーシングと金子真人氏に関してはキャラデザ・声優が決定しているのにも関わらず声優変更などの対応を迫られたことから明確にNGを出された説が有力とされています。

ちなみに、都市伝説レベルの話なんですが社台系と金子真人のところにサイバーゲームズの取締役が直接お願いに行ったようですが門前払いにされたようです。

勝手に名前を使用できない理由

過去には競馬ゲームで有名なギャロップレーサーの運営会社を相手取った訴訟が行われました。

通称「ギャロップレーサー事件」というもので、事の発端は競走馬の名前を勝手に使われたことなのですが、競走馬の名称にパブリシティ権が存在するのかというのが争点として争われた有名な裁判です。

地裁では認められ、控訴審の高裁では一部認められたのですが、最高裁で結局否定され、パブリシティ権は競走馬には適用されないというのが判例として解釈されています。

似たような事件として同じく競馬ゲーである「ダービースタリオン」の運営会社に対しても裁判が行われたのですが、こちらもパブリシティ権は否定。

パブリシティ権はあくまで人間に適用される権利であり、競走馬はあくまで「物」扱いでパブリシティ権は適用されないため、ウマ娘もぶっちゃけると勝手に名前を使用しても特に問題ないように思うのですが、サイゲの意向としては以下の3つの考えがあり、馬主が許可を出さない競走馬の名前の使用を控えているのだと思われます。

  1. 最高裁の判例があるが、仮に訴訟を起こされた場合勝てる保証はない
  2. 訴訟沙汰でウマ娘に対して嫌な印象を持たれたくない
  3. 馬主側と良好な関係を築きたい

サイゲとしては、馬主と良好な関係を気づいていきたいというのが勝手に使用しない一番の理由でしょう。

勝手に使って訴訟でも起こされたら、ウマ娘に対してイメージが良くないし、Twitterとかまとめサイトでも話題にされ叩かれるというリスクも背負いたくないというのも理由の一つと思われます。

【考察】なぜ許可を出さないのか?

馬主が許可を出さない理由としておそらく以下の原因があるのではないでしょうか?

純粋に女体化が嫌

【ウマ娘】未実装・登場していない名馬一覧と今後実装される可能性まとめ【理由は馬主から名前の使用許可が出ない権利問題のためか】

馬主の方は高齢の方も多く、こういった女体化のようなオタクカルチャーに対して嫌悪感を感じてしまうのではないでしょうか。

自分の所有する競走馬が、よくわからない美少女の姿にされて変なオタクにあーだこーだされたり言われたりするのが嫌なのかもしれません。

イメージを損ねるリスクを懸念

【ウマ娘】未実装・登場していない名馬一覧と今後実装される可能性まとめ【理由は馬主から名前の使用許可が出ない権利問題のためか】

こういった女体化コンテンツは、同人絵師の手によってちょっとエッチな感じのイラストがpixivなどに投稿される事が多いです。

しかし、ウマ娘はご存知の通り「実在する競走馬」をモチーフにしており、ただでさえ女体化の時点でイメージはだいぶ変わると思うのですが、その上脱がされたりちょっと血まみれな感じの絵を描かれたりするとなると、イメージを損なえることになるのでそれを嫌っているのかもしれません。

ただでさえ同じ馬主である西山茂行氏の炎上事件は耳に入っているだろうし。

メリットがあまり感じられない

上記のようなリスクと比較して、許可を出したところで馬主側にあまりメリットが感じられないのも許可を出さない要因の一つかもしれません。

ウマ娘が流行ることで主に恩恵を受けるのは以下の2つの団体です。

  • 運営母体のCygames(サイゲ)
  • JRAや競馬場

しかし、名前の使用許可を出したところで馬主の懐に入るのはCygamesとの契約金程度。

契約金がいくらになるのかは不明ですが、契約金以上に自分の子供のように可愛がっている競走馬のイメージを損ねるようなことをされる方が嫌だと感じているのではないでしょうか。

今後馬主から拒否されている競走馬は登場する可能性はあるのか

このように、許可を出していない競走馬のウマ娘は今後登場する予定や可能性はあるのか?

サイバーエージェント藤田晋社長が馬主に

【ウマ娘】未実装・登場していない名馬一覧と今後実装される可能性まとめ【理由は馬主から名前の使用許可が出ない権利問題のためか】

https://news.yahoo.co.jp/articles/788b62f0af223e1a5aa00ee2915c73f6e9d17358

7月にサイゲームスの親会社であるサイバーエージェントの藤田晋CEOが、競走馬18頭を23億6700万円で爆買したことが話題になりました。

この莫大な金額を投じて競走馬を購入した背景にはウマ娘をもっと大きなコンテンツにしたいという思惑による先行投資なのでは?という声が上がっています。

というのも、今回落札した競走馬のうち17頭はウマ娘に名前の許可を出していないとされる「社台グループ系列」の生産馬のようです。

社長自ら馬主になり、馬名の使用許諾を今後もらうためにお金を落とすことで、良い印象を持つのではないでしょうか。

これがうまく行けば社台グループだけでなく、金子真人氏など他の馬主の方々からも許可がもらえるようになるのではないでしょうか。

ただし、サンデーレーシングのように複数人が出資して馬主になるようなスタイルの法人は何十人もの一口馬主から許可を得る必要があるため、ウマ娘に登場する可能性は実質的に不可能な気がします。

社台グループ代表の吉田照哉氏もウマ娘に対して前向きな発言も

上記の藤田社長の競走馬購入を受けて、セレクトセール2021のインタビューにて社台グループの吉田照哉市場長が「前にダービースタリオンがあったときにやっぱりそれで馬主になりたいって人が増えたっていうのが事実で今回もやっぱりウマ娘のおかげで、馬を持ってみようって人が増えてるっていうのも聞こえてくるんですね。」と語っており、ウマ娘のトレーナーたちを驚かせました。

社台グループの所有する競走馬は、上に挙げたように原状ウマ娘に登場していません。

しかし、代表の口から「ウマ娘」という単語が出るということは少なくとも好意を持ちつつあるということではないでしょうか。

とりあえず、社台グループが使用許可を出せばウマ娘の種類が一気に増え、ますます人気コンテンツとなることは間違いないでしょう。

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Posted by メソマ@管理人