【ノーベル賞受賞】真鍋淑郎氏が日本からアメリカ国籍に変えた理由は何故か?【研究費の差?学歴や経歴まとめ】
2021年10月5日に真鍋淑郎氏がノーベル物理学賞を受賞したというニュースが入りました。
NHKや大手メディアも「日本人が受賞」と報道されていますが、これはちょっと誤りで真鍋淑郎はアメリカ国籍なため、正しくは日本出身のアメリカ人が受賞したというのが本来の正しい意味だとは思われます。
ここでは、日本出身の真鍋淑郎氏がなぜ国籍はアメリカを選択したのか?国籍を日本から変えた理由は?学歴や経歴などのプロフィールについてまとめていきます。
真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞を受賞
【NHKニュース速報 18:50】
ノーベル物理学賞に真鍋淑郎さん
二酸化炭素の温暖化影響を初めて予測— 特務機関NERV (@UN_NERV) October 5, 2021
2021年10月5日に真鍋淑郎氏という御年90歳の高齢ながらもノーベル物理学賞を受賞したというニュースが入りました。
受賞となったきっかけは「地球温暖化を確実に予測する気候モデルの開発」など。物理法則をもとに、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が気候に与える影響を明らかにした。温暖化の原因を科学的に示した真鍋氏らの研究は、現在の脱炭素をめぐる議論の発端となったというものらしい。
このノーベル賞を受賞するということは大変名誉なことであり、どこぞの反日国家が一度も取れたことのない賞だけに悔しがってお気持ち表明が楽しみですが、残念ながら真鍋淑郎さんは日本国籍ではなく、アメリカ国籍なので日本人が受賞というよりも、日本出身のアメリカ人が取ったということになります。
真鍋淑郎の学歴や経歴などプロフィール
真鍋淑郎さんの学歴や経歴など、プロフィールをまとめます。
生年月日 | 1931年9月21日 |
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出身 | 愛媛県四国中央市 |
経歴 | 愛媛県立三島高校→東京大学理学部地球物理学科→東京大学大学院 博士課程修了後、渡米 アメリカ国立気象局に入り、主任研究員をつとめる。 ↓ ・1968年 プリンストン大学客員教授 ■受賞歴 ・ベンジャミン・フランクリン・メダル(2015) ・クラフォード賞(2018) ・ノーベル物理学賞(2021) ※ベンジャミン・フランクリン・メダルは「アメリカのノーベル賞」とも言われる権威高い賞。 |
真鍋淑郎さんはアメリカ国籍
真鍋淑郎さんの出身は愛媛県宇摩郡新宮村(現在の四国中央市)ながら、東京大学で博士課程を修了したのちにアメリカ国籍を取得しています。
日本出身で日本育ちだけども、現在はアメリカ国籍を取得し、現在もアメリカに住んでい、ということになります。
公式HPでも”Syukuro Manabe USA”と記されており、あくまでアメリカ人の学者として2021年のノーベル物理学賞を受賞した、という紹介になっていました。
ちなみに日本は二重国籍を認めていないため、真鍋淑郎氏はアメリカ国籍のみとなります。
国籍を日本から変えた理由を考察
「ノーベル物理学賞を日本人が受賞!」みたいに喜んでる人に水をさしますが、真鍋淑郎氏はアメリカ国籍を取得したアメリカ人です
— 篠原修司 (@digimaga) October 5, 2021
なぜ日本出身の真鍋淑郎氏は日本からアメリカへと国籍を変えたのか?
理由については気になっている方も多いようですが、真鍋淑郎氏本人の口からはアメリカ国籍取得の理由について、ご本人からの言及や正確な情報はないものの「日本では研究費が少ないため研究に専念するためアメリカ国籍を取得した」という説が囁かれています。
アメリカのほうが研究しやすい環境だから
ハフポストのインタビュー記事によれば、アメリカ国籍を取得した理由として「アメリカではやりたいことをできる」とのこと。
日本では調和を重視する文化であり、他の人のことを気にすることが得意ではない真鍋淑郎氏にとっては日本の環境はあまり馴染めなかったようで、アメリカでは他人の気持ちを気にする必要がなく、研究に没頭できる環境だったためアメリカ国籍を選んだようだ。同時に日本に帰らない理由も周りと協調して生きていくのが苦手とも語っている。
と同時に、こんなことも語っている。
真鍋さんによると、研究のために使いたいコンピューターはすべて提供されたという。米国の充実した研究環境や、資金の潤沢さを伺わせた。
→https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_615ce9f7e4b0896dd1a9fa7d
以下でまとめていくが、アメリカでは研究に没頭できる環境とのことだが、研究に対する支援や待遇も日本とは大きく異なり、かなり優遇されていることが伺える。
日本とアメリカの研究費の差
今回のようにノーベル賞を受賞しても実は日本人ではなく、アメリカ国籍の人物というケースは珍しくないです。
というのも、日本とアメリカの研究費のは以下のような差があります。
米国の大学の公的研究費は約2兆円にのぼるのに対して、日本の科研費は約1800億円であり、その他の省庁の競争的研究資金を加えてもその倍の約3500億円にすぎない。この3500億円には大学以外の国立研究所への研究資金も含まれるので、大学に交付される資金は科研費の1.3倍の2400億円程度であると推定される。したがって、公的研究費の国単位の総額では日米で8倍の差がある。
→日本私立大学協会より引用
このようにアメリカでは公的研究費が2兆円あるのに対して、日本ではたったの3500億。日本とアメリカの研究費には6倍もの差があります。
質の高い研究活動をするにはコストがかかるのは当然であり、その点において日本はアメリカよりかなり遅れを撮っています。
このような差が開いているのにも関わらず、同じくiPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授に対して、今後医療を大きく変える可能性がある分野なのに研究費を打ち切るという残酷な仕打ちをしたことでも話題になりました。
京都大学が進める再生医療用iPS細胞(人工多能性幹細胞)の備蓄事業への支援継続を大筋で決めた。
→https://newswitch.jp/p/20347
このような政府のゴミ対応のせいで「日本の頭脳が海外に流出している」とする指摘もあり、研究に対する国家としての軽視が問題視されており、政府がこのような調子だから、南部陽一郎氏(2008年 ノーベル物理学賞受賞)、中村修二氏(2014年 ノーベル物理学賞受賞)らもアメリカ国籍を取得していたことで知られます。
とりあえず、山中伸弥教授が日本で研究を続けていくためにも、日本の素晴らしい技術が海外に流出しないためにも、私たちが支援してあげるべきなのではないでしょうか。
↓支援先URL
この問題については、私が愛読する漫画「インベスターZ」にも描かれていました。
そう、この漫画の主人公財前が言うように、積極的な投資をすべきなんだよ。
おい財務省、さっさと緊縮財政やめろや。
国家単位で研究者への支援・待遇の見直しを
このような感じで、ノーベル物理学賞受賞が間違いなくおめでたいニュースなのですが、その裏では日本の研究者への冷遇による優れた研究者の国外流出。
日本には素晴らしい技術や知識があるのに、このような形で国外へ流出させてはいけない。
ほんと何やっているんですかね、政治家は。アメリカのご機嫌取りですか?陰謀論にはなるけど、小保方晴子さんのSTAP細胞のときも色々噂が立っているけどどうなんでしょうね。
とりあえず、このように優秀な研究者・技術者に対してもって厚い待遇を。そしてクールジャパンを支えるアニメ産業に関わるアニメーターの待遇をもっと考えてほしいわ。
少なくとも、国会で悪口ばかり行っているアホ左翼のゴミどもはさっさと落選させましょう。あいつらまじでがんだから。
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