【やばい】ビッグモーター不正不祥事炎上まとめ【故意に損傷し保険金水増しで倒産待ったなしか】
佐藤隆太に熱い風評被害。
自動車買取台数No.1で有名な中古車販売会社の「株式会社ビッグモーター」。国産車、外国車の中古車・新車販売及び車両買取業務、車検・一般整備及び鈑金塗装業務、損害保険代理店及び自動車関連業務など自動車に関することすべてを網羅したような会社であり、CMも有名であり何度か見たことがあるとは思う。
がしかし、そのビッグモーターは最近不祥事を起こしており、客の車をわざとパンクさせ、パンクさせたあとに安価なタイヤに付け替え、一方で保険会社には最新の高級モデルに変更したと申請し保険金を水増しするなどし炎上。
その後謝罪するもあまりにもショボすぎると話題だ。
ここでは、中古車販売会社で大手のビッグモーターにおける一連の不祥事に関してまとめていく。
ビッグモーターが保険金水増しするなど不祥事を起こして炎上
自動車買取台数No.1で有名な中古車販売会社の「株式会社ビッグモーター」。
そんなビッグモーターは最近不祥事を起こしており、客の車をわざとパンクさせ、パンクさせたあとに安価なタイヤに付け替え、一方で保険会社には最新の高級モデルに変更したと申請し保険金を水増しするなどし炎上。
全国に約260店舗を展開し、従業員数およそ6000人、年商は7000億円を超える中古車販売会社『ビッグモーター』で、相次いで不正が発覚している。昨年2月には滋賀県のびわ湖守山店に、不正改造などを理由に近畿運輸局から事業停止処分が下された。今年2月には佐賀県の唐津店が、3月には熊本県の熊本浜線店が車検の不正などを理由に九州運輸局から保安基準適合証の交付停止や民間車検場の指定取り消し処分を受けている。
動画は’21年6月に、Aさんが不正の証拠を残すために、「仕事を覚えるため」と偽り、撮影したものだという。映っているのは当時、工場長を務めていた男性である。40秒ほどの動画の中では、保険会社にタイヤのパンクを自然に見せるための指示が細かく行われている。
「動画はタイヤを意図的にパンクさせる方法をレクチャーしたものになります。穴を空けていたのはお客様の車です。この車はタイヤの溝がなくなるくらい擦り減っていて、いつパンクしていてもおかしくなかったため、穴空けの対象に選ばれた。パンクの目的は工賃を請求するためです。タイヤ自体は保険が効くケースが多いためお客様の負担はないですが、交換の作業料はいただきます。1本3000円程度ですが、交換するときは大体4本まとめて替えるので1万円以上の売り上げが立つ。すべてがこの方法だったわけではありませんが、工賃だけで月20万~30万円は収益がありました。
他の店舗ではさらに悪質な不正が行われていたといいます。整備士仲間に直接聞いた話では、保険金の中抜きを行っているんです。パンクさせたあとに安価なタイヤに付け替え、一方で保険会社には最新の高級モデルに変更したと申請するんです。そうすればその差額は丸々利益になりますからね」
このように、客の車をわざとパンクさせて保険金を水増ししており、その水増しした保険金を中抜きするなどなかなかエグいことをやっていたようだ。
このビッグモーターの保険金水増し・不正受給を巡って、2022年6月6日に 損害保険ジャパン株式会社、三井住友海上火 災保険株式会社及び東京海上日動火災保険株式会社の損保会社3社から「自動車修理に関する実態確認の お願い」と題する要請文書を受領し、2023年1月に特別調査委員会が設置された。
そして、2023年6月29日は調査報告書がPDFで開示されたのだが、そこに記載されていた内容は以下の通り。
ビッグモーターで不祥事があった店舗
ビッグモーターは300近くの店舗がありその中に137店舗も整備工場を併設している店舗があるのだが、その中でも2023年6月28日に提出された報告書によるとこちらの34店舗において不祥事が発覚したとのこと。
店舗 | 住所 |
---|---|
札幌清田店 | 北海道札幌市清田区真栄62−1 |
新潟南店 | 新潟県新潟市南区能登2丁目8-51 |
野々市店 | 石川県野々市市三日市町三丁目356番地 |
福井店 | 福井県福井市大土呂町28-2-1 |
前橋店 | 群馬県前橋市小屋原町600-1 |
栃木店 | 栃木県栃木市大平町下皆川2102-2 |
つくば店 | 茨城県つくば市学園の森3-45-1 |
ひたちなか店 | 茨城県ひたちなか市新光町30-8 |
石岡店 | 茨城県石岡市八軒台18-29 |
浦和美園店 | 埼玉県さいたま市緑区美園3-11-11 |
熊谷店 | 埼玉県熊谷市新堀字北原952-11 |
酒々井店 | 千葉県印旛郡酒々井町飯積2丁目6-1 |
多摩店 | 東京都多摩市貝取5-3 |
甲府店 | 山梨県甲府市住吉4-1-5 |
浜松南店 | 静岡県浜松市南区新橋町1956 |
名古屋茶屋店 | 愛知県名古屋市港区東茶屋4丁目38番 |
彦根店 | 滋賀県彦根市森堂町75 |
京都伏見店 | 京都府京都市伏見区横大路芝生1-156 |
天理店 | 奈良県天理市東井戸堂町187 |
倉敷水島店 | 岡山県倉敷市水島高砂町6番1号 |
高松店 | 香川県高松市東山崎町948 |
平井店 | 愛媛県松山市平井町3149-1 |
周南店 | 山口県周南市南浦山町3-8 |
下関店 | 山口県下関市楠乃4丁目14-46 |
宇部店 | 山口県宇部市東須恵915-1 |
小倉西港店 | 福岡県北九州市小倉北区西港町27-5 |
八幡店 | 福岡県北九州市八幡西区瀬板2丁目22番1号 |
西福岡店 | 福岡県福岡市西区今宿青木1046番2 |
古賀店 | 福岡県古賀市舞の里3丁目14番3号 |
春日店 | 福岡県春日市春日7-35 |
筑後店 | 福岡県筑後市大字前津52-1 |
多良見店 | 長崎県諫早市多良見町市布1600-2 |
宇土店 | 熊本県宇土市三拾町100-1 |
鹿児島店 | 鹿児島県鹿児島市宇宿2丁目12-20 |
以上が報告書に記載されいた不祥事が明らかになった店舗だが、約30%もの店舗で不正を働いてたようだ。
中でも東京の多摩の店舗が不正と疑われる行為が122と一番多いことが発覚している。
ビッグモーターで発生した不祥事一覧
ビッグモーターにおける不正の疑いは調査対象の修理件数のうち約44%、少なくとも1275件見つかっており、保険金の水増しは一台あたり約3万9,000円で不正請求総額は4995万円に及んでいることが明らかになっている。
その不祥事の一覧がこちら。
故意に損傷させる
一部の工場長やフロントと前置きはあるもの、物理的に修理車両の車体を傷付けるなどして、入庫時には存在しなかった損傷を新たに作出 して修理範囲を拡大させることが度々あったという。
報告書によると、具体例として以下のようなやり方で自作自演で傷をつけていたようだ。
- ヘッドライトのカバーを割る
- ドライバーで車をを引っ掻いて傷を付ける
- バンパーを力尽くで押し込むなどしてフェン ダーに干渉傷を付ける
- ローソク、サンドペーパー等を使って車体に擦 過痕様の痕跡を付ける
- ゴルフボールを靴下に入れて振り回して車体を叩く
報告書にあるようにこれは保険金水増し云々よりも普通に他人(顧客)の車を傷つける器物損壊にあたるため、企業としてどうなん?とモラルを疑いたくなるような内容だ。
こちらについては、証拠として動画が残っており、すでに報道されている。
自然なパンクをよそうための"レクチャー動画"のようで、会社全体でこういったモラルがない行為が横行していたことがよく分かる動画だ。これやられた側はたまったもんじゃないよな…。
損傷の存在・範囲を誤認させる写真撮影
実際には損傷が存在しないにも かかわらず、当該箇所に矢印付箋を貼付し撮影角度を工夫するな どして、あたかも損傷が存在するかのように誤認させる写真を撮影する行 為が横行していたことも報告されている。
また、実際に損傷が存在する案件において、その損傷が実際よりも広範囲に及ぶものであるかのように誤認させるための写真を撮影して、本来修理対象とならない部位を修理対象部位として修理箇所を水増ししていたようだ。
修理の段階での不祥事
鈑金段階の不祥事として、タワー牽引の偽装や、不要なタワー牽引を実施していたとのこと。
また、不要な作業や部品交換を行っていたようだ。
塗装段階での不祥事・偽装
塗装においても、高機能塗装(耐スリ)していないのにも関わらずに、空き缶を写り込ませた写真を撮影し、あたかも高機能塗装(耐スリ)したように偽装。
さらに、本来不要な塗装作業が一部で行われていたことも発覚している。
社員への罰金
過去のビックモーターの不祥事に貼るのだが、2016年12月4日にビッグモーターの店長間で自動車保険の契約目標を下回った店舗の店長が目標を達成した店舗の店長に現金を支払っていた事が産経新聞によって報じられた。
記事によると、会社側は店長間で勝手にやっていたと主張したのだが、2015年6月に社長名で「保険選手権大会に関して」というメールを送っていた事が発覚。
メールには、「罰金を払うということは、店長としての仕事をしてないということだ!」「罰金を払い続けて、店長として恥ずかしくないか!」などと記載されており、月間目標額についても「過去に達成可能な人当たりの増収額を全店長に質問したところ、50万円なら可能というので、それなら25万円なら間違いないねということで月額25万円を基準にスタートしました」と書かれ、兼重社長自身が設定に関与したことを示す内容もあるなど、この頃よりブラック企業だったようだ。
ビッグモーターで発生した不祥事の背景に厳しいノルマが原因か【倒産待ったなしか】
報道では、ビッグモーターは相当なブラック企業であることが発覚しており、修理費用のノルマは1台当たり14万円で、達成できないと降格処分や給料の大幅な減額などのペナルティが横行。
また、内部告発のもみ消しや報告書の改ざんをしていたようで、一連の不祥事の原因は経営陣からの不合理な目標設定や圧力だと発覚している。
一連の騒動で保険会社だけでなく、国交省も動く事態となっており、おそらく経営陣は全員退陣、最悪会社を倒産させることになるだろう。
それくらい車屋としてやってはいけないことすべてやってしまっているので、信頼回復はほぼほぼ不可能と見受けられる。
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